車の旅 ブログトップ
前の3件 | -

山梨の旅・・・(完結編) [車の旅]

お久しぶりでございます。

今まで、全然ネットに接続できませんでした。今も不安定です。
古いPCですし、環境も良くないので仕方ありません。まあ、ノンビリ更新していきたいと思います。

さて、前回の続きです・・・(前回を覚えている人、あんまりいないと思いますけど・・[あせあせ(飛び散る汗)]

武田神社を拝観したあと、神社入り口にある「かぶとや」というお土産屋さんによりました。

このお店、あんまり広くはなかったですけど、オリジナル商品が結構充実しています。
信玄公に関するグッズを、色々買ってしまいました。

まずは「風林火山」の晩酌セットです。
とっくり.png
立派な割には安かった。たしか1500円ぐらい。

次が「風林火山」の扇子
扇子.png
1000円ぐらい。紙ではなく布製です。結構丈夫そうです。

最後が「風林火山」の携帯ストラップです。
ストラップ.jpg
あんまり写りが良くないですけど、孫子のお言葉が彫られています。

以上、このお店、戦国マニアには結構興味深い品々を販売しております。
武田神社にお立ち寄りの際には、是非お立ち寄りください。
(・・といっても、他にお店は見当たりませんでしたが・・)
 
帰路に着く前に、やっぱり温泉によることにしました。

最初に行こうと思ったのは「旅館 深雪温泉」です。
このお店、とにかくお湯が豊富みたいです。
是非行ってみたかったのですが、電話してみたところ、日帰り入湯は午後3時までとのことで、間に合わず! 

仕方がないので、前にお話した山梨県立美術館に割引券が置いてありました「湯村ホテル」の温泉に行ってみることにしました。

このホテル、結構新しくて綺麗でした。また、お風呂はそれほど広くなかったですけど、お湯が良かった。
源泉かけ流しとのことです。

午後3時過ぎに行きましたので、お風呂はガラガラ、貸切状態でした。
旅の最後に、なかなか良い温泉に当たりました。
甲府はいいところです。

それでは、以上を持ちまして「山梨の旅」は完結いたします。

nice!(8)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

山梨県の旅・・・(その4) [車の旅]

前回の続きです。(美術館に関してはネタ切れのため、タイトルも微妙に変えてみました。[たらーっ(汗)]

さて、山梨県立美術館でミレーの絵をみたあとは、近くにある「武田神社」に行ってみることにしました。

武田神社は、戦国武将「武田信玄」公を祭っている神社です。
信玄公が生前暮らしていた、そして軍事拠点でもあった「躑躅ヶ崎館」跡に建っています。

大正4年、大正天皇が即位したとき、亡き信玄公に「従三位追贈」が贈られたそうです。
これを契機に、官民一体となった「武田神社建立プロジェクト」が発動されたようで、大正8年には社殿が竣工したそうです。

実際行ってみて、その大きさに驚きました。そして手入れも行き届いていて、とても綺麗でした。

武田神社1.jpg

そして、社殿は立派です。

武田神社2.jpg
大勢のお客さんで賑わっています。

神社の隣には「宝物殿」があり、武田家ゆかりの品々が展示されていました。

この宝物殿の目玉は、三條家より寄進された「吉岡一文字」の太刀とのことです。

太刀「吉岡一文字」.jpg

国の重要文化財に指定されています。
この太刀は、明治天皇の山梨県行幸啓の際、随行の三條實美太政大臣から奉納さ
れたそうです。

信玄公の正室が三條家から嫁いでいたので、その縁からだそうです。
名家というものは、何百年たっても昔の繋がりを大事にするみたいですね。

このほか、宝物殿には、たくさんの品々が展示されてていました。

七星軍扇(信玄公が使ったものだそうです。)
七星軍扇.jpg

武田二十四将図(江戸時代中期の作品)
武田二十四将図.jpg

期間限定で「孫子の旗(風林火山の旗)も展示されていました。
(注:写真は実物と違います。実物はもっと本当に古びていました。)

孫子の旗.jpg

おもしろそうなので、こんな本も買ってしまいました。

武田神社の収蔵品
武田神社の収蔵品.jpg
■発行年:平成10年4月12日 ■金額:1,000円 ■仕様:A4カラー48頁、モノクロ33頁

読んでいると、戦国時代最強を誇った信玄軍団の勇姿が目に浮かんできます。

(その5に続く・・・)

nice!(8)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

山梨県立美術館etc・・・(その3) [車の旅]

 前回の続きです。

 「ジャン・フランソワ・ミレー」は19世紀にフランスで活躍した画家です。「種をまく人」や「落ち穂拾い」など、農民の働く姿を描いた農民画家として有名です。

 山梨県立美術館は、ミレーの作品を70点ほど所蔵する、世界的に有名な「ミレーの美術館」だそうです。地方の美術館としては、なかなか個性的だと思います。

 さて、お目当てのミレー館は、美術館の2階にありました。中に入ると、まず2つの絵に迎えられます。「ポーリーヌ・V・オノの肖像」と「眠れるお針子」です。モデルのお二人とも、ミレーの奥さんだった方々です。

 最初の奥さんが「ポーリーヌ・V・オノの肖像」のボリーヌさん。
ポーリーヌ・V・オノの肖像
ポーリーヌ・V・オノの肖像.jpg
 この方は、結婚後数年で肺結核のため亡くなってしまったそうです。

 ボーリーヌさんのポーズが「モナリザ」にそっくりです。
 この頃、ミレーは美術学校に通い、肖像画を描いて生計をたてていたそうです。
 愛妻を描くにあたって、有名なモナリザの姿が頭をよぎったのかもしれません。

 二番目の奥さんは「眠れるお針子」のカトリーヌ・ルメールさん。
眠れるお針子
眠れるお針子.jpg
 この方とは終生連れ添ったそうです。「眠れるお針子」は、去年、アメリカの個人収集家から競り落とし、美術館が購入したばかりの作品です。ミレー館で、世界で初めて一般公開されることになったそうです。

 この絵が書かれたころは、ミレーは非常に貧乏な生活を送っていました。カトリーヌさんは、家計を助けるため内職をしていたのでしょう。仕事の最中に、ついうたた寝をしてしまったようです。

 さて、ミレー館の冒頭に、この2枚の絵が並べてかざられているのには、訳があります。
 説明文によると、この2枚の絵を見比べると、ミレーの作風、そしてその背後に隠されたミレーの心情が読みとれるそうです。

 たしかによく見ると、2枚の絵から受ける印象が微妙に違うことに気がつきます。

 「ポーリーヌ・V・オノの肖像」からは、非常に写実的な印象を受けます。画家を真っ直ぐに見つめる、少し緊張感をたたえたポーリーヌの瞳。
 ここではミレーは、あくまでも「自分の目に映った美」を忠実に表現している気がします。

 しかし「眠れるお針子」からは、こうした写実的な印象はあまり感じません。さきほどの絵と違い、「目に見えない美」の方を重視している気がします。

 家族のために内職をし、疲れて寝てしまった妻カトリーヌの姿に、ミレーは愛情を感じるとともに、「美しさ」も見出したのではないでしょうか。

 このあとミレーは、農村で働く人々の姿を描き始めました。もしかもするとミレーは、こうした真摯に働く人々の姿の中に、疲れて寝てしまったカトリーヌに見出したような「美しさ」を感じ取ったのかもしれません。

 最初の奥さんを亡くしてから、ミレーの心の中で、何かが変わったのかもしれません。

 この他、興味深い絵をいくつかご紹介しますと、まず「無原罪の聖母」
無原罪の聖母
無原罪の聖母.jpg
 あのマリア様を描いたそうですけど、がっしりした足とちょっとゴツい体。
 そして、よく見ると顔が農民のようです。

 そして有名な「落ち穂拾い」
落ち穂拾い
落穂ひろい秋.jpg

 そしてこれは「落ち穂拾い(夏)」です。
落ち穂拾い(夏)
落穂ひろい(夏).jpg

 構図が同じです。ミレーは、実は同じ構図で「落ち穂拾い」を何枚も書いたようです。

<その4に続く>

nice!(9)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
前の3件 | - 車の旅 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。